【金と銀】アクセサリーの素材、その違いをご存知ですか? その① -金
こんにちは。
今回のブログでは、お客様がよくお悩みになる「アクセサリーの素材」についてご案内したいと思います。
10Kや18Kの違いについてなどです。
当店が扱うハンドメイドリングも、ネックレスやバングルなどその他のアクセサリーも、素材選びという点では一緒。
アクセサリー作りのプロとして、みなさまの疑問にお答えします。
それでは今回も、サックリ5分で読めるよう解説していきますね。
-gold- 『金』の特徴
永遠の美しさ
・希少な素材
皆さまもよくご存知の通り、金は古代から尊ばれて続けてきました。
黄金の輝きはいつの時代にあっても、どのような文化圏になっても人々を魅了してきたのです。
人と人を繋ぐ絆のシンボルであったり、富や栄華の象徴であったり、、、
ゴールドに込められる意味に違いはあれど、その価値は不変です。
(ちょっと小難しい話になってしまうので、ココは適当に読み飛ばしても大丈夫)
金は元素です。
地球が生まれたときから存在する量が決まっており、ダイヤモンドなどの宝石とは違い、人の手で作ることができません。
それなのにアクセサリーとしてはもちろん、電子機器としての需要も上がる一方。
なので金の価値は今、グイグイ上がってます。
私たちも素材の仕入れがちょっと難しくなるくらいに。
具体的には、ここ数年のうちに金相場の価値が1.4倍ほどにまで上がりました。
ですから、これからもゴールドアクセサリーの価値は上がり続けることでしょう。
私にはよくわかりませんが、資産的なアレで、投資家がコレで、みたいなこともあるようです。
(ここらへんの事情をあんまり言うと、オーナーに叱らるかもしれないのでそろそろやめときますね〜)
・柔らかく、変色しにくい
金は錆びて色が変わってしまうことがありません。
そのため古くから永遠の象徴とされてきました。
化学反応で劣化しない、と言い換えられますね。
屋外に置いてある自転車はサビてすぐにボロボロになってしまいますが、ゴールドのアクセサリーはいつまでも同じ色で輝き続けるということです。
そして、とても柔らかく形が変わりやすことも、特徴の一つです。
あまりにも柔らかすぎるため、そのままではとてもじゃありませんが装飾品には加工できないくらい。
そのため、こんな↓方法が生まれました。
・そもそも〇〇金って何?
金の純度を24分割して、その割合をしめしたものです。
つまり…「24金」なら、24/24 = 100%ゴールド!
…ということですね。
表記の仕方はいくつかあって、「K24」「24K」「24金」などがありますが、すべて同じ意味です。
こう書くと「じゃあ24金が一番いいんだ!」と思われるかもしれませんが、そうでもありません。
なぜなら、あまりにも繊細すぎるから。
実は私もプライベートで「24金」=「ゴールド100%」のブレスレットを持っているのですが、何かにぶつけたり少し力を込めたりすると、簡単にグニャっと曲がってしまうくらいに繊細です。
だから身につけるのは特別なシーンだけにして、普段はジュエリーボックスで眠らせるばかり。
そこで金の割合には、国際的なスタンダートが生まれました。
銅やパラジウムなどの素材を混ぜ合わせ、金の美しさと、硬さのバランスを調整したものです。
それが「10K」と「18K」。
当店で実際にお作りしている指輪の写真をのせますので、それぞれ見比べてみましょう。
10金ゴールド
「10K」 = 10/24 = 約42%がゴールド
ゴールド以外の割合が多いぶん、やや白に近い色合いです。
当店で扱っているリングでは最も硬い素材でもあります。
18金ゴールド
「18K」 = 18/24 = 約75%がゴールド
金の色味がハッキリと感じられますね!
お値段もそれなりになりますが、この輝きは何者にも代えがたいものがあるでしょう。
リングの太さはどちらも1.5mmで、同じように撮影しました。
実物を見ると、より鮮やかに違いを感じられるかと思います。
また、指輪の内側にはゴールドアクセサリーとしての価値を証明する刻印を入れるのが一般的です。
10K、18Kのゴールドは、混ぜる素材の割合によって色合いが変わります。
代表的なものでは、
「YG」=イエローゴールド
「PG」=ピンクゴールド
「GG」=グリーンゴールド
などがあります。
このあたりは話すと長くなるので、また別の機会にしましょう。。
手作り指輪の「itoaware -いとあわれ- 京都店」ではたくさんの素材の中から、お好きな指輪をオーダーでき、その日のうちにお渡ししております。
リングの形や模様もご自由にお選びいただけますよ〜。
人気の素材はお渡しが後日になる場合も………その時はゴメンナサイ。
早めにご予約いただければ幸いです。
これからもお客様の疑問に答えられるような情報を発信していきたいと思います。
次回はアクセサリーの定番素材『銀』についてお話します。
itoaware -いとあはれ- 京都店
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