金属アレルギーとアクセサリー選び

こんにちは！

金属アレルギーでお困りの方はいらっしゃいますか？

手作り指輪の「itoaware -いとあはれ- 京都店」です。

お客様の中には…

「せっかく貰ったお気に入りのアクセサリー…
　　　　なのにアレルギーが出ちゃって困ってる！」

…とおっしゃる方がいらっしゃいます。

気持ちをこめてプレゼントした指輪や、記念のアクセサリー。

アレルギーに苦しむだなんて、残念でなりません。

みなさんもピアスやネックレスに触れていた部分が、赤く腫れてあり痒くなったりしたことはおありでしょうか。

金属アレルギー…実は誰にでも、いつでも起こり得るものなのです。

この記事では金属アレルギーの原因や、そうならないためのアクセサリー選びについてお話ししたいと思います。

なぜ金属アレルギーが起きるのか？

汗などと反応してイオン化した金属が、皮膚のたんぱく質と合わさり、それを人体が異物とみなして過剰に反応するからです。

ちょっと馴染みのない言葉が出てきましたね。

意外なことに、金属とは溶けるものだからです。

そして溶け出した金属に、体がアレルギー反応を起こすという訳です。

もちろん、溶けると言ってもグニャグニャのドロドロになる訳ではありません。

ほんの少しだけ、目に見えないレベルで溶け出してきます。

しかも金属アレルギーに限らず、アレルギーとは免疫の状態に依存するもの。

つまり年齢の重ねるうちに、自分でも気が付かないうちに発症するものとして知られています。

怖いですよね…

大切なのは素材選び

もっとも大切なのは、アクセサリーの素材選びです。

イオン化しやすい金属、つまり溶けやすい素材はを避けましょう。

その代わりに、汗や皮脂に反応せずイオン化しにくい金属、つまり溶けにくい素材でアクセサリーを選ばれるのがオススメです。

避けるべき三大素材

金属アレルギーの原因となる三大金属あります。

すなわち、「ニッケル」、「コバルト」、「クロム」です。

中でも『ニッケル』にはご用心を。

私たちの身近にある金属なのに、アレルギー反応を起こす可能性が高いため、特に注意が必要です。

アクセサリーブランドによっては、素材の内容を細かく表示したり、アレルギーテストをしてくれる場合もありますよ。

オススメの素材

アクセサリーとして身につけやすく、アレルギーの出にくい素材とは？

それは、アクセサリーの王道と言うべきこの3つの貴金属です。

　『金』

　『銀』

　『プラチナ』

誰もが知っている貴金属の代表ですよね。

これらの素材はイオン化しづらく、決して錆びることもありません。

そのため金属アレルギーの起きづらいアクセサリーが作れます。

ただし、ちょっとだけ注意が必要。

なぜなら、アクセサリーとしての形を保てるよう、他の金属と混ぜ合わせ硬度を確保するのが一般的だからです。

そのため、硬さを保つために混ぜている、「金」「銀」「プラチナ」以外の金属に反応してアレルギーが出ることも。

ごく稀にではありますが、「パラジウム」や「銅」に反応してしまうことがあります。

その可能性をさけるためにも、できるだけ純度の高い素材をアクセサリーとして選ぶべきでしょう。

その他

・チタン

・ジルコニウム

・タンタル

これらを素材としたアクセサリーも、イオン化しにくいのでオススメです。

汗や皮脂と反応せず、アレルギーがおきにくいとういことですね。

しかし、問題はジルコニウムもタンタルも、マイナーな素材であるという点。

「チタン」は軽くて硬い素材として皆さまもよくご存知でしょうが、他の二つはほとんど聞き馴染みがないですよね。

アクセサリーショップやネット通販で探しても、あまり流通していないというのが現状です。

まとめ

最後に、これまでの情報をサクッとまとめてみますね。

◆イオン化しやすい素材は避けましょう

○代表的なの金属は「ニッケル」、「コバルト」、「クロム」

○中でも「ニッケル」には注意しましょう

◆金、銀、プラチナがやはりアクセサリーの王道

○混ぜ合わせている金属にアレルギーを起こす可能性が若干ながらあります

○できるだけ純度の高い素材を選びましょう

当店では金属アレルギーが起こりにく、「金」、「銀」、「プラチナ」の指輪を扱っております。

特にシルバーリングは、輝きと硬さのバランスに優れる「silver925」という純度の高い素材。

ゴールドリングでしたら、アレルギー反応の少ない18Kゴールドの指輪がオススメです（金の純度が約72％）。

今日も当ブログにお越しいただきありがとうございます。

真心を込めたせっかくのアクセサリー。

アレルギーに恐れることなく、長年愛用したいものですね。

itoaware -いとあはれ- 京都店