婚約指輪と結婚指輪 選び方を実例付きでご説明します【後編】

こんにちは。

手作り指輪の「itoaware -いとあはれ- 京都店」です。

前回のブログでは、婚約指輪と結婚指輪についてサックリ解説してみました。

客観的なまとめになっているかと思います。

まだご覧になってない方はこちらからどうぞ⇓


今日は前回とは違い、私のこれまでの経験やお客様のお声を交えて、どのように指輪を選べばいいのか? についてお話してみます。

個人的な私見ですので「統計的なデータから導き出すと、こうすべきです」みないなモノではないことはご了承くださいね。

これは、ジュエリーと指輪の専門店で働く既婚者の個人的な思い、という程度に捉えていただければ幸いです。




おさらい

まずは簡単に前回のおさらいです。



結婚指輪(エンゲージリング) -engagement ring-

◆宝石をあしらうなど、豪勢なデザイン
◆婚約期間中と、特別なシーンでのみ身につける



婚約指輪(マリッジリング) -wedding ring-

◇手に馴染むシンプルなデザイン
◇日常生活で普段から身につける




指輪選びの結論 


『指輪の慣習や伝統にとらわれず、二人で話し合って決めればよい』


いきなりで恐縮ですが、これが私の考えです。

私は「結婚も、そのシンボルである指輪も、ただ自由であればよい」と思っています。

それでは、”なぜこのような考えを持つようになったのか?”をご説明していきますね。



結婚の新しいカタチ

前回のブログでは婚約指輪と結婚指輪の違いや、扱われ方をご案内してきました。

しかし、最近では今までの伝統や慣習にはとらわれず、新しいカタチで指輪をお求めになる方が少なくありません。

かく言う私もそのうちの一人です。

私たち夫婦はエンゲージリングは買わず、マリッジリングのみを身につけております。

こんなこと言うと、うちのオーナーに叱られちゃいそうですが…




私の経験

個人的なお話しをさせていただきます、。

私たち夫婦の場合は、エンゲージリングは買わず、マリッジリングのみを買いました。

なぜそうなったかと言うと、プロポーズから婚約期間をほとんど経ず、すぐに結婚しちゃったからですね。


ロマンある言い方をすると、

「運命に導かれるがまま、二人は自然と結ばれた」


つつみ隠さず申し上げると、

「ノリと勢いでプロポーズ、そのまま流れで結婚」


…という感じでしたw

なので婚約指輪を買うタイミングが無かったたのです。

どのような結婚指輪を買うかは、籍を入れたあとに夫婦でじっくり話合って決めました。

結婚指輪というと、デザインに統一感のあるペアリングが主流です。

しかし私たちの場合は、全く別のデザイン。

主人はプラチナのシンプルな指輪を、私はダイヤの入った指輪を身につけております。

「自分が一番キレイだと思う指輪」を選ぼうと話し合って決めたので、自然とそうなりました。




お客様のお声

「夫婦がおそろいで身につける指輪は、結婚指輪のみ」ということもございません。

すでに結婚指輪をお持ちのご夫婦も、それとは別にペアの指輪をお求めになるのは、お客様の自由でらっしゃいますから。


私たちのお客様の中には、おそろいのゴールドのピンキーリングをご自分の手でつくられ、お求めになられる方もいらっしゃいます。

たいへん気に入っていただけて、私たちまで幸せな気持ちになれました。

特に当店て体験できる指輪の手作り体験は、お二人にとって特別な思い出になることでしょう。

お二人の愛のカタチのぶんだけ、様々リングがあるのだと思います。




まとめ

一口に婚約指輪、結婚指輪と言っても、そのあり方は様々。

これから結婚されるお二人がよくよく話し合い、自分たちにとってベストなチョイスをされるのがよろしいでしょう。

指輪は「愛の絆を繋ぐために絶対に必要なモノ」だと、私は思ってはいません。

おっと、指輪職人としてはなかなかの失言でしたね。

(私を叱らないでください…オーナー…)


しかし、本当にそう思うのです。

「家庭の経済状況はどうなのか?」

「めくるめく幸せな未来を実現するには、何がベストなのか?」

そうイメージを膨らませながら、お二人でじっくり話し合い、思いを込めて指輪を選んでいただけたら、私たちとしても嬉しいです。

何よりも大切なのは、結婚指輪に込める思い。

そして、理想と、実生活とのバランスをとることだと考えています。

指輪ってロマンですよね。

ただ、「結婚生活」を営むとなると、話は別。

実際に結婚してみると、「力仕事や洗い物をする時、結婚指輪は外すの?どこに置いとくの?」みたいな…

そういう些細で小さな問題が、山のようにでてくるんですよね〜。


こいういった、未来の日常のイメージを膨らませ、お二人でじっくり話し合いながら指輪を選ぶのが良いのではないでしょうか?

その過程の中で、未来が鮮やかに思い描かれ、よりお二人の絆が深まっていく。

そう、私は思います。


今日も最後までお読みいただきありがとうございます。

ちょっとアツくなってしまいすみません。

最上の思いがこもった結婚指輪。

貰うのも買うのも、一生で一度切りにしたいものですね。



itoaware -いとあはれ- 京都店

itoaware -いとあはれ- 京都店

いとあはれは古語で 「ああ、美しい...」と 感動する様を表しています 鍛金という金属を叩いて延ばす 昔ながらの技法で、職人が 一人一人の為に仕立てる指輪屋です

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